―以前は別の英語教室で指導していたそうですが、なぜアルクKiddy CAT英語教室の開校を選んだのですか?
会社員時代や他社で児童英語教師をしていたとき、アルクの通信講座で英語を学びました。また日本語教師としてアメリカでボランティアをする際にも「NAFL日本語教師養成プログラム」でお世話になるなど、長年アルクには絶大なる信頼を寄せていたので、「自宅で英語教室を開くときには、アルクの教材で子どもたちに英語を教える!」とずっと心に決めていました。規定のレッスンカリキュラムはありますが、自分オリジナル教具の活用や、今までの指導経験を取り入れていける柔軟性もアルクに決めた理由の一つです。

―自宅で教室を開くにあたり工夫したことなどはありますか?
家族の玄関と別にするために、庭に面している部屋をレッスンルームにしてウッドデッキを設置しました。生徒さんはそこから入退室します。レッスンルームとリビングとはドア一枚で仕切られているだけですが、英語ポスターや生徒さんの英作文の掲示などをして、楽しく学べる「英語教室」としての空間を作るように心がけています。

―教室を開校した当時はお子さんも小さかったと思いますが、レッスン中はどうされていましたか?
子どもが4歳の時に開校したのですが、当時は子どもの友だちや近所のお子さんがほとんどでしたので、生徒の一人として一緒にレッスンに混ぜていました。年齢が上のクラスでは教室の片隅でレッスン見学をさせていましたが、4歳ですから飽きてしまうこともしばしば。隣のリビングへ行き寝てしまうこともありましたが、こうしたときにドア一枚の仕切りという環境だからこそお互い安心していられたのだと思います。
―教室を始めて一番印象に残っていることや、教えることの楽しさは何ですか?
「英語、毎日あったらいいのに!」「明日も来る!」と帰り際に駄々をこねる、かわいい生徒さんたちと出会える最高の仕事、それが児童英語教師です。「英語が得意」「テストの点数が良かった」よりも、「英語を話すことが楽しい」という生徒さんの言葉に一番喜びを感じます。こちら側が与えたこと、教えたことをその通りやってみることも大事なことの一つですが、子どもたちが英語を使ってみて「感じること」や「気づき」、英語で表現してみたいといった「意欲」を目にしたときに、教えることの楽しさを実感します。