ところ変われば文化も変わる。同じ年齢の子どもたちでも、文化や環境によって、日常の生活スタイルは異なります。このコーナーでは、世界の子どもたちにインタビューし、学校生活や休みの過ごし方、家族のことなどを紹介してもらいます。 10/18 up
My name is Cesare Bonomo.
ぼくの名前はチェーザレ・ボノーモ。
I live in Milan in Italy with my family.
ぼくはイタリアのミラノに家族と一緒に住んでいるよ。
I love to play football. I want to become a professional football player.
And I wish to meet my favorite football player Ronald, the best in the world.
ぼくはサッカーをするのが大好き。プロのサッカー選手になりたいんだ。
そしてぼくの好きな、世界で最高のサッカー選手、ロナウドに会いたいな。
7:30 | 起床 |
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7:45 | 朝食 |
8:05 | お母さんと自転車で学校へ |
8:30 | 授業開始 |
12:00~14:30 | ランチ、昼休み |
16:30 | 授業終了 |
放課後には、カテキズモ(カトリック論理)週1回、サッカー週2回、水球週2回 | |
18:30 | 帰宅 |
あまり宿題は多くないので、ゲームで遊んだり音楽を聞いたりする。 | |
20:30 | 夕食 |
21:30 | 就寝 |
かばんは学校で決まったものはないので、おのおのが自分の好きなリュックで登校。授業科目はイタリア語、算数、理科、歴史、英語、体育、美術など。チェーザレくんは歴史が得意。
サッカー選手になるのが夢!ロナウドみたいになりたい
イタリアの国民的スポーツはサッカー。公園やちょっとしたスペースなど、至る所で子どもたちがサッカーで遊んでいる。そしてサッカー選手はイタリアの少年にとっての憧れだ。ユベントスファンのチェーザレくんは、クリスティアーノ・ロナウド選手の大ファン。将来はプロの選手になってロナウド選手に会いたいのだそう。サッカーのチームに入っていて、週2回の練習をこなし、毎週末の試合にも必ず参加している。
学校では宗教の授業。放課後は教会でカトリック論理を
カトリックの総本山、バチカン市国があるイタリアでは、カトリック信者が多くを占めるため、子どものうちに一連のカトリック教の儀礼を行う。洗礼の次の重要な儀式であるプリマ・コムニオーネ(初聖体拝領式)のために子どもたちは小学校2年生から教会にてカテキズモ(カトリック論理)の講習を受けねばならない。また公立小学校では、週1回「宗教」の授業もある。ただこれは選択制のため宗教の授業は受けない子どももいる。
私の夫は金融関係の仕事をしており、私は専業主婦です。子どもは次男のチェーザレとその2歳年上(中学2年生)の長男ピエトロがいます。公立校に通っていますが、小学校はミラノ市の実験校として英語とのバイリンガル教育を行う学校に行かせています(長男もこの小学校を卒業)。同校は週3回の英語の授業に加え、理科や地理、美術なども英語で行うシステムを取っていて、これによって子どもたちにはかなり英語力がついたと思います。ただ、勉強も大事ですが、私はそれよりも正直で誠実であり、周りの人へのリスペクトを忘れず、他人の気持ちになって考えられる人間になってほしいと思います。そのために教会での行事に参加させたり、弱者や貧しい人を助ける活動を子どもたちと一緒に積極的に行っています。
Italian Republic
6060万人(2018年1月推計値。日本の約半分)
義務教育:小学校5年、中学校3年、高校5年で高校2年生まで(6歳~16歳)が義務教育となる。年度は9月から翌6月まで(夏休みは約3か月間)で、2学期制を採用している。(参考:外務省ホームページ)