数を使ったアクティビティ
執筆 亀山千佳(Sunny Plumeria 英会話 主宰 児童英語インストラクター) |
学習した数を使ったアクティビティを紹介します。
どの年齢でも1から10までの数を容易に言える子どもは多いでしょう。
しかし特に指導したいことは、正確な発音を身につけさせることと、いつも1から順番に数を言うばかりではなく、提示された数をランダムに英語で言えるようにすることです。
これはちょっとした訓練で習得できますから、かんたんなアクティビティで楽しく身につけさせましょう。
●対象年齢:小学校低~高学年(学習程度で難易度を調整できます)
●人 数:制限なし
●用意するもの:数のカード(学習状況に合わせる)、ビンゴシート(学習状況に合わせ、9マス(3×3)、16マス (4×4)、25マス(5×5)まで)
1.1から10まで数えたら、続けて10から1まで言っていきます。
指を使ってテンポよくおこないましょう。
T : Let’s count from one to ten. One, two … ten.
Now, let’s say it backwards. Ten, nine … one.
2.奇数/偶数のみを言わせます。言えたらこんどは逆から
(1, 3, 5, 7, 9 → 9, 7, 5, 3, 1)も言わせます。
T : Let’s say the odd numbers. One, three … nine.
Now backwards. Nine, seven … one.
This time the even numbers. Two, four … ten.
Backwards. Ten, eight … two.
3.数をランダムに提示して生徒にすぐに言わせます。
T : Say all the numbers I show you. (3のカードを見せる/指で3を示す)
Ss: Three.
4.数のカードを2枚見せて、その数で足し算、引き算、かけ算などの計算をさせ、
そのこたえの数を英語で言わせます。計算方法は生徒の学習能力にあわせておこないます。
T :(1と3のカードを見せて)One plus three makes…?
Ss: Four.
※10以上も同様に続けておこないます。生徒の学習能力にあわせて数を少しずつ増やしていきましょう。
※慣れてきたら生徒をペアにさせておこないます。
数を使ってさらにアクティビティをおこない、数をスムーズに言えるように促していきます。
9マス(3×3)、16マス (4×4)、25マス(5×5)の3パターンでおこなうことができます。
生徒の能力に応じて選びましょう。
どの数のマスも既習の数字をランダムに書いて行いますが、25マスの場合、下の例のように「BINGO」の5文字をマスの外のいちばん上に書き、数字をタテにグループに分けておこなうと、難易度が増して高学年向きになります。
例:25マスの場合
B: 1~10 I: 11~20 N: 21~30 G: 31~40 O: 41~50
と数字をグループ分けし、生徒はそれぞれのグループの数字の中から好きな数字を5つ選び文字の下に書いていきます。
【記入例】
B I N G O
2 13 25 36 42
4 17 29 33 49
9 19 21 31 45
7 14 26 37 48
1 16 22 38 44
数字を読み上げる時は、以下のように生徒一人ひとりが自分の書いた数字をBから順番に言っていき、ビンゴゲームを進めます。
S1: B, two.
S2: I, fifteen.
S3: N, twenty five.…
のように言っていきます。
●数字であそぼう!
楽しく数字を英語で言うことに慣れ親しむ幼児~高学年までのアクティビティです。
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