教科を使ったアクティビティ(2)
執筆 亀山千佳(Sunny Plumeria 英会話 主宰 児童英語インストラクター) |
学校の教科の名前を使って「好き」「嫌い」の表現を学ぶアクティビティを紹介します。
●対象年齢:小学生
●人数:制限なし
●扱う単語:
【単語例】math / Japanese(国語) / social studies / science / PE(体育) / music など
●用意するもの:
・上記の単語(教科)の絵カード
・カードを入れる入れ物(箱やカゴなど:「Pick a Card Game」で使用)
※教科の単語は事前に導入、復習をしておいてください。
I like … / I don’t like …
●進め方
1.質問の口頭練習をさせる前に、生徒たちが “I like …” “I don’t like …” の文章をきちんと言えるかどうか確認しておきます。まずは生徒全員でおこないます。
T : Tell me if you like this subject or not.
Answer me by saying, “I like …” or “I don’t like …” .
(絵カードを1枚ずつ見せながらおこないます)
Ss: I like math.
I don’t like math.
(生徒たちから返ってくる返答は二通りあって構いません)
2.生徒全員での練習に慣れてきたら個々に質問します。
(先生は絵カードを1枚ずつ見せていきます)
S1: I like P.E.
S2: I don’t like music.
What subjects do you like / don’t you like?
黒板あるいは紙に○と×を書き、○の意味は “like”、×の意味は “don’t like” であることを示します。
先生は、まず○の方を指で指して、“What subjects do you like?” と質問します。
T : What subjects do you like?”
(○を指さしながら、“like” を強調して何度か言う)
S1: 何の教科が好きってこと?
(生徒が無言になった場合は先生が日本語で手短かに「何の教科が好きですか?」と言ってあげましょう)
T : That’s right. What subjects do you like, S1?
S1: I like social studies.
※T⇔Ss、T⇔S、最後にS⇔Sという形式でステップアップさせていきます。
※きちんとやりとりができるようになってから、“What subjects don’t you like?” も練習します。
●進め方
1.生徒を2チームに分けてそれぞれ1列に並ばせます。
2.教科の絵カードは生徒たちから離れた床にランダムに広げておきます(表が上)。カゴは、先頭の生徒の脇に置いておきます。
3.開始の合図で各チーム先頭の生徒は後ろにいる2番目の生徒に、“What subjects do you like?” と質問します。
4.聞かれた生徒は、“I like math.” のように答え、先頭の生徒はカードの所まで “math”のカードを取りに行き、カゴに入れ列の最後尾に並びます。
5.2番目の生徒は3番目の生徒に同様の質問をして、同じようにカードを取りに行きます。チームが1周したところで全員座って終了です。
S1: What subjects do you like?
S2: I like math.
(S1は、“math”のカードを取りに行き、カゴにカードを入れる)
S2: What subjects do you like?
S3: I like music.
(S2は、“music”のカードを取りに行き、カゴにカードを入れる)
※“What subjects don’t you like?” “I don’t like … .” でもおこないます。
※慣れてきたら、“What subjects do you like / don’t you like?” “I like … . / I don’t like … .” の両方を使うようにします。
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