内容:お母さんが焼いたクッキーを食べようとしていると、玄関のベルが鳴り、友だちが遊びにきます。次から次へと友だちがやってきて、クッキーの割り当てが減っていき……。ハラハラドキドキしながら、友情や数について触れられる絵本です。最後のおばあちゃんの登場に、生徒たちは笑顔になるでしょう。
対象:幼児から小学校高学年
◆用意するもの
クッキーの絵カード(または、おはじきやチップ等のいずれか)12個、紙皿12枚
◆読み聞かせのポイント
(1) 表紙を見せて、本の内容を想像させる。
T: What are they doing?
S1:何か見てる。
S2: They are looking outside.
T: What will happen?
S1: 何かくるのかも。
(2) 読み聞かせをしながら、内容について質問する。
T: What are these?
S1: They are cookies.
T: How many cookies are there? Yes. There are twelve cookies.
◆アクティビティの進め方1<幼児から低学年向け>
(1) 登場人物の数だけ皿を出し、1から12までを一緒に数えながら、クッキーの絵カード(もしくはおはじきやチップ等)を1枚ずつ配っていく。1人が何枚のクッキーをもらえるかを数える。
T: Now, I have some cookie cards and plates. Let’s play with them!
First, let’s give one to Sam. Then one to Victoria.
T&Ss: One, two, three, four, five …
T: How many cookies does he have? Let’s count.
Ss:One, two, three. Three cookies!
T:Yes. He has three cookies.
(2) 絵本を読み進めながら子どもの数が増えるたびにクッキーをいったん集め、人数分の皿に分け直す。
T: Put all the cookies back and share them again.
※レッスンクラスの生徒数の倍数分のカードを用い(5人だったら、5枚、10枚、15枚など)、生徒に分けながらやるのもよいでしょう。
◆アクティビティの進め方2<高学年向け>
(1) クッキーの数と子どもの人数を使って割り算をする。ホワイトボードに計算式の記号(÷、=)を書き、空所に数字を入れて英語で計算する。
T: There are twelve cookies and four children. How many cookies for each child?
Let’s calculate!
Look at the board and fill in the blanks.
12 ÷ 4 = 3(Twelve divided by four equals three.)
※12よりも大きい数字で計算するのもよいでしょう。