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スリーヒントクイズ

執筆 斎藤 美祈(東京インターナショナルスクールアフタースクール/キンダーガーテン

イメージ
2022/1/28up

必要なものは紙と筆記用具だけ! 個人でもグループでも楽しめる、スリーヒントクイズをご紹介します。

●対象年齢:幼児~小学生
●人数:1~15人程度
●用意するもの:
 ・クイズのメモ(できればジャンルに分けて3~5個)
 ・点数表(ホワイトボードに手書きでも可)
 ・絵カード(低学年用。タブレットで写真を見せても可)


アクティビティ1
聞く・考える・話す(年長~小学生)

進め方:
【1】生徒をグループごとに分ける。 先生はグループ名と点数表を用意する。
先生が出した3つのヒントを聞いたのち、グループで1つの答えを出し、正解したチームはポイントをもらえることを説明する。
今回は、1つ目のヒントで正解できたら3点、2つ目のヒントで正解できたら2点、3つ目のヒントで正解できたら1点とする。

T : Three Hints Quiz!!
 First of all, let’s practice the game together.
 I have a picture here.
 It is a picture of something we eat. A name of a fruit. OK?
 I give you three hints.
 Please guess a name of this fruit.
 If you have the correct answer with just one hint, you get three points.
 If you get the right answer with 2 hints, you get two points.
 And if you get the right answer with three hints, you get 1 point.


【2】先生はヒントを1つずつ言い、生徒はヒント1、2、3と分かったところで挙手する。
先生は挙手した生徒のところに答えを聞きに行く(またはグループの生徒の代表が先生のところに来て、小さい声で伝える方法も可)。
生徒は I think …., We think …. を使って答えを言う。

スリーヒントクイズの例)初級向け
 ・アリ→ヒント1.虫 2.小さい 3.黒い
 ・牛乳→ヒント1.飲み物 2.牛から取れる 3.白い
 ・虹 →ヒント1.空に見える 2.大きい  3.七色

T : Listen to me carefully.
 Hint one: It is yellow.
 Hint two: It is sweet.
 Hint three: It is white inside.
 Hands up when your team is ready.
S1: I think it’s (a picture of) banana.
T : Yes, you are correct!
 This is a picture of banana!
 Good job!
 Team ×× gets one point!


【TIPS!】
●ヒントは、ジャンル、大きさ、形、色を基本に考えます。
●子どもたちは先生方が予想もしない答えを考えつくこともしばしば。このアクティビティ楽しみのひとつです。その時は、まず初めに、その発想を認めてあげましょう。
Close! 惜しい! Great idea! それもいいね! Interesting! なるほど! など)
●生徒の英語力、語彙知識、文字の認識度に合わせて、ヒントの出し方を工夫しましょう。
 ・「声で読み上げる」
 ・「書く」(板書、カードに書く、印刷する)
 ・「イラストを見せる」(絵カード、写真、タブレット上)


アクティビティ2
聞く・考える・話す・書く(小学生・英語中級以上)

進め方:
ゲームの基本的な流れはアクティビティ1と同じ。答える方法として、「口頭で答える」に「書く」を加える。
【1】アクティビティ1と同様にやり方を説明し、答えを書くことを伝える。
答えは他のグループに見られないよう、また、聞こえないよう静かに活動することを伝えておく。

T : It’s a name of a country.
 I will give you three hints.
 Please think carefully and write the name of the country.
 Make sure that you do not say and show your answers to other teams.


【2】点数の配分を説明する。
例えば、答えと綴りが合っていったら3点、答えが合っていたら2点、何でも良いので答えを書いていたら1点などとする。
紙と筆記用具が生徒の手元にあることを確認したらヒントを伝える。

スリーヒントクイズのジャンル例)中級向け
 ・世界で一番シリーズ(長い川、大きい哺乳類 など)
 ・食事のメニュー(材料や調理法を伝える)
 ・スポーツ(人数や道具を伝える)
 ・教科、著名人、本、映画 など

T : If you get the answer and the spelling both correct, you get three points.
 If you get the answer correct but the spelling incorrect, you get two points.
 If you try to write something on your answer sheet, you get one point.
 Listen to me carefully.
 Hint one: The name of this country starts from alphabet “A”.
 Hint two: It’s in the Southern Hemisphere.
 Hint three: Koalas and Kangaroos live there.



【発展活動】
●クイズを子どもたちに作ってもらってもいいでしょう。
例)1. ジャンルを定めます:食べ物
   Choose one meal (that you like).
  2. 使う材料、味、色や形から、ヒントを3つ考えます
   Think three hints from ingredients, flavor, color and/or shape of the meal.
イメージ   3. 次のような表を配って、ハイライト部分に記入します。


【TIPS!】
●ヒントは口頭で伝える、文字で見せる、先生が板書をする、など生徒の英語力に合わせて調整することが可能です。文字でヒントを与える場合、少しずつ見せる(書く)と盛り上がります。
●時間制限を設けるとテンポよく、ゲーム性も増します。
●答え合わせは時間や人数、教室の環境に合わせて進めることが可能です。
 ・先生が正解を板書するのを見ながら自己採点
 ・他のチームと交換をして採点
 ・各チーム1名、代表が出てきて板書をする