ボディパーツであそぼう!
執筆 亀山千佳(Sunny Plumeria 英会話 主宰 児童英語インストラクター) |
ボディパーツの指導では、動作を通して身体の部位の名称をおぼえるほか、単数と複数の認識(例: eye、 eyes)や左右を伴った表現(例: left shoulder、 right foot)につなげることができます。
子どもたちの学習進度や理解度に応じて”Touch ….” “Shake ….” “Put … up/down.”などのまとまった表現へと完成させていきましょう。
●対象年齢:幼児~小学生
●人数:4~10名程度
アクティビティのポイント
基本的な部位の名称を使って下記のアクティビティをおこなうことができます。
高学年や学習歴の長い子どもたちには、特徴的な部位や、より詳細な名称を提示すると、興味を持って取り組めるでしょう。
<特徴的な body parts の例>
throat(のど), chest(胸), wrist(手首), palm(手の平), knuckle(指関節), bottom(臀部), calf(ふくらはぎ), shin(むこうずね)
<特徴的な face parts の例>
forehead(おでこ), pupil(瞳), eyelid(まぶた), eyelashes(まつげ), nostril(鼻の穴), gums(歯茎)
●表現
Touch (body part) to (body part).
●進め方
1.先生(あるいはリーダー)は、上記表現のように、ボディパーツを指示します。
2.子どもたちは即座にパートナーを見つけ、言われたボディパーツ同士をくっつけあいます。
3.ルールは毎回パートナーが替わることと、きちんと動作ができているかをチェックします。
T: Touch elbow to elbow.
★単複数を明示します。
T: Touch elbows to elbows.
(ペア同士で両ひじをくっつけあいます)
★左右を明示します。
T: Touch your right elbow to your partner’s right elbow.
(ペア同士で右のひじをくっつけあいます)
★2個所の違う部位を提示します。
(→単複、左右を加えて難易度を調節します)
T: Touch your elbow to your partner’s knee.
(ペア同士でひじとひざをくっつけあいます)
★2個所の違う部位に、既習の動作動詞を追加します。
T: Touch your elbow to your partner’s knee and turn around.
(ペア同士でひじとひざをくっつけあいながら一周します)
※人数の少ないクラスは、個人でできる方法を考えましょう。
表現例:Touch your left cheek with your right hand.
●表現
Touch (body part) to (body part).
●進め方
1.子どもたちを一列に並ばせます。
2.先生は、上記表現のように、ボディパーツを指示し、1番目と2番目の子どもは、言われたボディパーツ同士をくっつけあいます。
3.次の指示では2番目と3番目(この間、1と2の子どもはボディパーツをくっつけたまま)、次の指示は3、4番目と同様におこなっていきます。
4.体勢を保ちながら、きちんと動作をおこなっていきます。
T: Touch your elbow to your partner’s elbow.
(1、2番目の子どもたち)
T: Touch your elbow to your partner’s shoulder.
(2、3番目の子どもたち)
T: Touch your head to your partner’s head.
(3、4番目の子どもたち)
※Touching Game1を参考に、クラスごとに難易度をあわせておこないましょう。
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