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反対語を使ったアクティビティ

執筆 斎藤 美祈(東京インターナショナルスクールアフタースクール/キンダーガーテン

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2022/5/10up

反対語を学びましょう。体を使って英単語のリズムと意味を楽しく身につけることができます。

●対象年齢:年長~小学生中学年
●人数:1~15人程度
●用意するもの:
 ・質問カード
 ・反対語を表現している小道具
 ・絵、写真
 ・チャンツのBGM
●今月の表現
Is this ○○ or △△?
It is ○○.
How do you spell ○○?


アクティビティ1
聞く・話す(年長~小学生)

進め方:
【1】反対語をチャンツで導入し、意味を理解させる。ここでは大きな絵本と小さな手のひらサイズの絵本を用意してbig and smallを使って進める。

T : It’s time for “Opposite Words!”
Ss: Opposite Words!
T : (大きい本を持って)This is a book. (小さい本を持って)This is a book, too. This is a big book.(bigを強調して言う)
Ss: Big book.
T : And this is a small book.(声も小さく、体も丸める)
Ss: Small book.
T : (チャンツを流して)Big and small, big & small.
Ss: Big and small, big and small.
T : Is this a small book? (大きい本を持って)
Ss: NO!
T : Is this a small book? (小さい本を持って)
Ss: Yes!


【2】bigとsmallの単語カードを掲示して、次はフレーズを導入する。小さな本を手に持って、大きな本も手元においておく。何回か繰り返して行い、定着させる。生徒の英語力に応じて、この段階で他の反対語を同じ手順で複数導入することも可能。その時も、正確に単語のリズムを覚えられるようにチャンツを使うと効果的。

T : (小さい本を持って)Is this a small book or a big book? Is this small or big?
Ss: It’s a small book.


【その他の反対語と小道具の例】(小道具は絵や写真、ジャスチャーでも可)
big & small ⇒絵本、色画用紙(A3サイズとカードサイズに切ったもの)
full & empty ⇒ペットボトルに水(または色水)が満杯のものと空のもの、透明プラスチックの箱に物がいっぱい入っているものと空のもの
heavy & light ⇒大きな本と小さな本
long & short ⇒長いリボンと短いリボン、長い鉛筆と短い鉛筆
fast & slow ⇒自転車に乗っている人と歩いている人の絵、新幹線と自転車の絵

【3】生徒たちはグループごとに輪になって座る。あらかじめ作っておいた質問カードと小道具をグループごとに配布し、生徒は質問者の順番を決めて名前を質問カードに書きこむ。チャンツのBGMを流して、BGMが止まったら質問フレーズを言い、自分の答えに丸を付けるように指示する。全員が見えるところに「質問フレーズ」と「答えフレーズ」を掲示しておくとよい。まずは先生がお手本を見せる。

イメージ T : (BGMが止まったら、小道具を手にして)Is this small or big?
Ss: It is small.
T : Then, circle the word small. Are you ready?


【TIPS!】
●チャンツのBGMはメトロノームやアプリを使ってもいいでしょう。8ビート、16ビートなどシンプルなものがお勧めです。
●単語は一音ずつの発音よりも、リズムが大切です。子どもたちが将来、文単位で英語を流暢に使いこなす上で、リズムに乗っていることがとても大切になるため、単語の練習の段階から、英語特有のリズムを意識させましょう。


アクティビティ2
聞く・話す・書く(小学校中学年)

アクティビティ1の語彙の難易度をあげたり、質問カードの反対語を聞き取らせて自分で書いたりするアクティビティを行いましょう。
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【TIPS!】
●「うるさい&静か」「美味しい&美味しくない」「楽しい&楽しくない」「怖い&優しい」「難しい&簡単」など子どもらしい発想で、たくさんの反対表現が出てきます。語彙の難易度をあまあり気にせず、どんどん単語を調べて、カードに書きだしてもらってもいいでしょう。
●日本語で何個反対語を考えらえるか、次回までの自習や宿題にしてもいいでしょう。反対言葉としては成立しない発想もたくさん出てくると思いますが、子どもたちの取り組みを認めてあげましょう。「言葉」について考える時間、発想する喜び、面白さ、辞書を使う楽しさを経験してもらうことはとても大切です。