えいごと友達になれるアイデア集
執筆 斎藤 美祈(東京インターナショナルスクールアフタースクール/キンダーガーテン) |
新学期も近づくこの頃。アルファベットの「音」と「形」で、英語に慣れ親しんでもらおう!
●対象年齢:未就学児~小学生
●人数:1~15人程度
●用意するもの:
・アルファベットカード大文字、小文字別々のもの
進め方:
【1】先生はアルファベットカード全てをホワイトボードや壁に横1列で掲示する。カードは大文字、小文字どちらでもよい。横一列が難しい場合は、2、3列になってもよい。ABCソングに合わせて、A~Zを確認する。
※低年齢クラスでは全員がそれぞれのカードと音に意識が向くまで、2、3回繰り返してもよい。
T : Look at the cards and let’s sing the ABC song.
【2】先生は生徒の前でアルファベットカードを1枚取り、隠す。
T : Now, let me take this card and put it away. What letter is missing?
【3】全員でABCソングを歌う。隠したアルファベットの部分は口を閉じて、歌わずないように指示する。例えば、アルファベット”E”のカードがない場合は、♪A、B、C、D、(口を閉じる)F、Gのように歌うことになる。
T : When you see a missing letter, close your mouth and DO NOT SING, OK?
【発展活動】以下のように発展させることもできる。
●先生がカードを取るときに、生徒には目を閉じてもらい、どのアルファベットが無くなったかわからない状態で歌わせる。
●取り外すアルファベットを複数にする。
●子どもたちにカードを隠してもらう。
●歌うときに、ないアルファベットの部分は、「手を叩く(Clap your hand)」「立ち上がる(Stand up)」「ジャンプする(Jump)」などとする。
●ABCソングではなく、フォニックスソングやチャンツでも同様の活動ができる。A〜Z全てではなく、一部を選んで行うことも可能。
進め方:
【1】生はアルファベットカードをホワイトボードや壁に掲示する。掲示するアルファベットが大文字の場合、小文字のアルファベットカードを手元に用意する。生徒たちをチームに分け、3人チームなら、3枚または3の倍数分、手元のアルファベットカードを配る。カードは裏返したまま、絶対に触らない、見ないように伝えておく。
※人数、時間に応じてA〜Zの全てを掲示する必要はない。
T : Do not touch the card until I say ‘Let’s start!’
【2】生徒はカードを1枚表にして、掲示してあるアルファベットカードと同じものに重ねて貼る。カードを貼って戻ってきたら、次の人が同じように行う。繰り返し行い、チームに配られた全てのカードのマッチングが終わったら、手をあげる。
T : Turn your card and go to the whiteboard then match with the alphabet card on the whiteboard.
When the first person comes back to the table, the next person can turn the card, and go to the whiteboard then match with the alphabet card on the whiteboard.
When you finish matching all of the cards on your table, please raise your hands.
【発展活動】以下のように発展させることもできる。
●A〜Z全てを扱わないときは「ババ」を混ぜることも可能。マッチするカードが掲示されていないようにし、「ババ」を貼る場所を作っておく。
T: There are three cards which do not have matching cards on the whiteboard.
(小学生・英語中級以上)
進め方:
【1】グループごとに話す順番を決め、グループごとにアルファベットカードから1枚カードを選び、最初のスピーカーは、2番目のスピーカーにそのアルファベットから始まる言葉を尋ねて、答えてもらう。2番目のスピーカーは3番目のスピーカーに同じ質問をして答えてもらう、といったように進め、Aから始まる単語をグループごとにいくつ挙げられるか、数を競わせる。制限時間内に何語挙げられるかを競います。
T : You have to think of English words that begin with letter “A”
Count how many words you can come up with.
Choose the first speaker and the 2nd, 3rd, and 4th speaker.
The first speaker asks the 2nd speaker “Tell me a word that begin with letter “A”
Then, the 2nd speaker says a word that begin with letter “A”
After that, the 2nd speaker asks the 3rd speaker the same question, “Tell me a word that begin with letter ‘A’ ” OK?
【発展活動】以下のように発展させることもできる。
●難易度☆
短い制限時間内で考えられるだけ挙げて、口頭で発表し、一番たくさん挙げられたチームの勝ちとする。
T : I will give you 1 minute. Think as many words as you can.
Make sure to ask your teammate “tell me a word that begin with letter ‘A’ ”
●難易度☆☆
口頭でだけでなく、用紙を1枚渡し、書き出せるだけ書き出し、全員でチェックする。答えが書けていたら1点、綴りまであっていたたら2点など、点数をつける。
●難易度☆☆☆
ジャンルを指定する、文字数を指定するなど、上記の活動に制約を加える。
●ホワイトボードに簡単に貼ったり、通り外したりできるよう、あらかじめカードの裏面にマグネットシートを貼っておくと、スムーズです。
●初心者、低年齢向けには、アルファベットカードに絵があるカードを使うといいでしょう。
●小学生・英語学習経験者向けには絵の無いアルファベットカードを使用すると難易度が上がります。
●活動をモニターしながら、「あれ、この文字はまだ混乱しているのかな?」「これは身についていそう」など、子どもたちの文字認識の現状も確認することもできる活動です。