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擬声語を使ったアクティビティ

執筆 斎藤 美祈(東京インターナショナルスクールアフタースクール/キンダーガーテン

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2022/7/14up

英語と日本語の違いに触れる簡単な活動を紹介します。擬声語を使ってたくさん発話しましょう。

●対象年齢:小学生低学年(または英語の歌やチャンツに馴染みのある年中長)
●人数:1~15人程度
●用意するもの:
・動物の絵カード(数種類)
・食べ物のイラスト
・擬声語のカード(動物の鳴き声が文字で書かれたカード)(数種類、人数分)
・日本の国旗絵カード(1枚)
・英語圏の国旗絵カード(1、2枚)
・擬声語の予想プリント(人数分)
・浅いトレーや箱、または紙袋(動物の絵カードの数分)


アクティビティ1

進め方:
【1】犬と猫をたとえに今日のテーマがオノマトペであることを示し、動物の名前や鳴き声の導入を行う。

T : This is my dog, Taro.
(ドアをあげるジェスチャーをしながら)When I get home and say “tadaima”, my dog always goes like “wan-wan!” (猫のカードを見せて)This is my cat, Lily.
(お腹が空いた様子と猫が甘える様子を示して)When Lily is hungry, my cat always says “nyaa!”
This is my friend’s, dog Bob. When my friend gets home and says “tadaima”, the dog always goes like “bow-wow!”
This is my friend’s, cat Lily. When Lily is hungry, The cat always says “meow!”


【2】先生は日本の国旗と英語圏の国旗の下で犬や猫の絵を動かす。先生が日本の国旗の下で猫の絵を動かしたら「ニャーニャー」、英語圏の国旗の下で動かしたら「meow, meow」のように子どもたちが言えるように練習する。犬と猫の絵を動かすスピードをどんどん速くしていく。

T : (日本の国旗のカードの下に犬のカードを置きながら)Dogs say “wan-wan!”
(英語圏の国旗カードの下に犬を置きながら)Dogs say “bow-wow!”


【3】英語と日本語では擬声語が違うことを確認したら他の動物について、皆で予想をする。先生は黒板に牛、羊、鶏、ネズミ、カエル、の絵カードを掲示し、全員で日本語の擬声語、モーモーメエー、コケコッコー、チューチュー、ケロケロなどを確認する。

T : (牛のイラストを指さしながら)How does cows sound in Japanese?
Do cows say “wan-wan?”


【TIPS!】
●わざと日本語の擬声語で間違えることで、子どもたちが「NO! モーモー」と言いやすくなります。この流れを通して、子どもたちはこの場で何をすれば良いのか、理解しやすくなります。
●活動の理解を深めること、プリントを見返したときに活動の内容を復習することができる、という目的で、日本語で書き込んでも問題ないと思います。

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【4】予想プリントを配り、グループごとに英語の擬声語を予測する活動を行う。全ての欄に記入が済んだら、活動は終了です。

T : (cowを指差し)In Japan, cows say “mo-mo!”
(cowの行、英語圏の国旗の列を指差し)In English, cows say “bow-wow?”
Ss: No!
T :(bow-wowを消しながら)Let’s guess what cows say in English? Please write your idea here.
(「mooと書かれたカードを子どもたちに見せて)It says “moo”
S : moo!
T : This card goes here! (cowの英語欄にmooのカードを貼る)


【TIPS!】
●個性的、独創的な答えも出てくると思うので、子どもたちの予想をある程度聞いてから答えを言う形にすると盛り上がりますが、レッスン時間や生徒数によっては流れを変えましょう。


アクティビティ2

より英語に馴染みのない子どもや、グループで活動をするのが難しい年齢の子どもの多いクラスでは、次のような進め方も可能です。
進め方: イメージ
【1】アクティビティ1と導入は同じ。黒板に動物の絵カード(A4やそれ以上の大きなもの)を掲示する。その下に浅いトレーや箱、紙袋を置く。ここに子どもたちが次に紹介するカードを入れる。子どもたち全員にmoo, ribbit-ribbitなど動物の鳴き声が文字で書かれたカードを1セットずつ配る。

【2】先生は鳴き声のカードを掲示しながら擬声語を言い、リピートさせる。この段階でどの動物の鳴き声かは知らない状態。チャンツなどに乗せて擬声語を練習したら、子どもたちは手元にある擬声語のカードを、自分が「この動物の鳴き声だ」と思う動物の絵カードの下の箱に入れる。裏返しで入れたり、半分に折って入れたり、他の人に見えないようにするといい。

【TIPS!】
●擬声語の音声はタブレットなどを活用してもいいでしょう。

【3】それぞれの動物の絵カードのボックスに集まった擬声語カードを先生が紹介、数えていく。